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zoom RSS 宮本輝の「ひとたびはポプラに臥す」を読み始めた

<<   作成日時 : 2016/08/21 12:57   >>

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8月も後半に入り、少し気持ちに余裕が出てきたので新しい本を読み始めることにした。新しい本とはいっても20年近く前(1997年)に購入して積ん読になっていた、宮本輝さんの「ひとたびはポプラに臥す」(全6巻)の第1巻である。

宮本輝さんは1995年の5月下旬から40日間をかけて、中国の西安(かつての長安)からパキスタンのイスラマバードまでシルクロードを6700キロ、車で40日間かけて走破するという過酷な旅に出かけた。この本はその旅の感想を北日本新聞(富山県の地方紙)に連載し、97年から全6巻で講談社から刊行された。

宮本輝さんが旅をしたのは今から約20年前。まだ中国は経済大国にはなっていなかった。経済大国への道を歩み始めた時期で、国家主席は江沢民だった。天安門事件から6年ほどが経過し、世界の中で孤立していた時期ではないかと思う。胡錦濤時代を経て習近平時代となり、経済大国、軍事大国となって、また世界の中で孤立しつつある中国と日本はどう向き合っていけばいいのかは、日本にとって、日本人にとって最重要の課題となりつつある。

北京だけは私も2004年に旅行で訪れたことがあるが、あまりいい印象は持てなかった。それでも2004年当時はここまで中国が傍若無人な行動をする国ではなかったように思う。
この「ひとたびはポプラに臥す」では、宮本輝さんが旅の途中に見聞した出来事や、以前に中国を訪れた時の感想などを織り交ぜながら、中国という国、中国人という国民についての思いを率直に述べている。良くも悪くも、日本と中国ではあまりにも多くのことが違っており、日本の物差しで中国を計ることは不可能だということを読みながら感じている。まず理解することが必要だなと思う。
20年近く経過して、宮本輝さんが予見したことが現実となってきているものもあると思われる。一人っ子政策によって、一人っ子の人が増え、国自体がわがままになるのではないかという分析が興味深い。

写真も豊富に収められているので、シルクロードの旅を私も読書によって体験してみたい。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
中国について記述があり、ちょっと感じたことを記してみます。
これまで私は、中国に対し、日本文化における影響力の大きさに尊敬の念を抱いておりました。
しかし近年、何かと身勝手、横暴な行動力が目につき不快感がつのるようになってきました。本当に残念でなりません。
中国に限らず、経済的に裕福になると他国(国レベルのみならず他人に対しても)思いやる心が失われていくものなのか
と思えてなりません。
人類にとって世界平和は、来るものなのでしょうか?
さすらいびと
2016/08/22 16:37
さすらいびとさんこんばんは。
さすらいびとさんが書かれているように、最近の中国は傲慢というか身勝手に感じますね。
昔、何かの本で読んだのですが、日本の明治憲法の体制は約70年で崩壊した。ソ連もロシア革命から約70年で崩壊した。中華人民共和国が成立したのが1949年。あと3年で70年。中国の今の体制はあと数年で滅びるのではないか、というものでした。
習近平が2期10年、国家主席を務めるとすれば2023年まで習体制が続くことになるわけですが、はたして2023年まで続くのかどうか。ロシアと同じようにいくつかの国に分裂してしまうのか。いずれにしてもこれからの中国の動きから目が離せません。
雄さん
2016/08/22 22:09

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